教えて山本インストラクター!~バックロールエントリーのコツと注意点~
こんにちは、わっしょいダイバーズの山本です!
動画の他にも色々まとめてみました♪参考にしてくださいね
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この「教えて山本インストラクター」シリーズでは、これからダイビングを始めたい方から、さらにスキルアップを目指したいダイバーの皆さんに向けて、わかりやすく・実践的なアドバイスをお届けしています。
今回は、ボートダイビングでよく使われるエントリー方法のひとつ「バックロールエントリー」について、詳しく解説していきます。
「うまくできない」「ちょっと怖い」「毎回バランスを崩してしまう」…そんなお悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてくださいね!
そもそもバックロールエントリーとは?
バックロールエントリーとは、ボートの縁に座って背中から海に入るエントリー方法です。小型〜中型のボートでよく使われ、特にリゾートやツアーなどでは定番のエントリー方法となっています。
エントリーの姿がちょっと大胆に見えることもあり、最初は緊張する方も多いですが、コツを掴めば非常に効率的で安全な方法です。
バックロールエントリーのメリット
素早くエントリーできる:一人ずつ順番に素早く入れるので、流れのあるポイントでもスムーズ。 タンクがぶつかりにくい:背中から入るため、タンクが先に水に触れて衝撃が分散される。 器材への負担が少ない:正しく入れば、BCDやレギュレーターなど器材へのストレスも少ない。
これらの理由から、世界中で多くのダイバーが使っている基本的なスキルのひとつなんです。
山本インストラクター直伝!バックロールエントリーの基本手順
1. しっかりと器材をチェック
エントリー前には、まずバディと一緒に器材チェックを行いましょう。BCDがしっかり膨らむか、マスクやレギュレーターに異常はないか、フィンが正しく装着されているかを確認します。
特にバックロールでは、器材の固定が甘いと落下時にずれてしまう可能性があるので、念入りに。
2. ボートの縁に座る
タンクの重みをしっかり受けながら、安定した姿勢でボートの縁に座ります。お尻は少し外側に出るようにして、重心が後ろに傾いてもすぐに倒れないように注意。
3. 片手でマスク&レギュレーターを押さえる
右手(または利き手)でマスクとレギュレーターをしっかりと押さえます。マスクがズレたり、レギュレーターが外れてしまうのを防ぐためです。どちらかと言うとマスクの方をメインで押さえてください
もう片方の手は、マスクのストラップがずれないように後頭部を押さえるといいでしょう
4. 周囲の確認をしよう
船長やガイドに「エントリーします!」と声かけをしてから、周囲にダイバーがいないことを確認しましょう。安全のため、他のダイバーとぶつからないように配慮するのがマナーです。また、先にエントリーした人もぶつかられないように離れて泳ぐのも大事ですね。
5. 背中からリラックスして倒れる
いよいよエントリーです。ポイントは「アゴをひいて」「おへそを見ながらゆっくりと」背中から倒れること!
緊張して身体が硬直すると、エントリー後にバランスを崩したり、水面で慌ててしまうことがあります。エントリーと同時に動画のようにフィンキックでボートから離れよう。そうすればBCに入れた空気で自ずとそのままの姿勢で浮いてきます。
よくある失敗とその対策
1. バックロール後にマスクが外れる
→ マスクの押さえ方が甘い可能性あり。エントリー前に再確認を。レギュレーターの方を押さえてマスクをしっかり押さえてないとそうなります。
2. 着水後に体勢が崩れる
→ リラックスして自然に後ろに倒れることで、安定した姿勢で着水できます。緊張して体を固めすぎないのがコツ。
3. 他のダイバーとぶつかる
→ エントリーの合図が不十分な場合に起こりやすいです。しっかりと声を出し、周囲をよく確認しましょう。
山本インストラクターからのワンポイントアドバイス
「バックロールエントリーが怖い」という方、実はけっこう多いんです。でもね、コツさえつかめば怖くない!
・背中から落ちるときは、ちょっとだけ“宇宙飛行士気分”を思い出して笑
・水面に入った瞬間にパッと目を開けると、すぐに周囲の確認ができて安心。
・いまいちうまくいかないなど練習したいときは、インストラクターに動画を撮ってもらって、姿勢をチェックしてみよう!
自分では気づかないクセや改善点が見えてくるので、とても効果的です。
最後に:安全第一で楽しいダイビングを!
バックロールエントリーは、安全かつスムーズにエントリーできる便利な方法です。最初は怖くても、数回繰り返すうちにきっと「楽しい!」に変わってきます。
わっしょいダイバーズでは、エントリーの練習から丁寧にサポートしていますので、不安な方もお気軽にご相談くださいね!
次回の「教えて山本インストラクター」シリーズもお楽しみに!
どうぞ素敵なダイビングライフを!